-†-入学式-†-

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竜斗は、スクッと立ち上がり柳に小石を投げた。 小石は柳の耳をかすめた。 「リベンジするんでっ!!」 柳は振り向きもせず、立ち去っていった。 「ありがとう。龍一…」 竜斗は、龍一に肩を組んだ。 「しかし、あの人はやっぱり強いな…」 龍一は、竜斗の腕を払い木刀をカバンにしまった。 「てか、龍一はあの柳って人の知り合い?」 「いや。初対面」 竜斗の頭に?が浮かんだ。 龍一は、歩きだし柳零次のことを話しだした。 「柳零次。生徒会長であり、文武両道で成績トップ。しかも、武術の達人。言うなら、この高校の最強ってやつかな…使う武術は、我流らしいけど、柔・剣・拳法の合わせた無駄のない我流武術らしい」 竜斗は、ニコニコしている。それを見た龍一は頭を抱えた。 「竜斗…お前悪いこと考えてるだろ…」 「この俺!!竜斗様があいつを倒すっ!!」 「やっぱり…。俺はパスっ。大人しく学園生活をすごすよ」 そんなこんなで帰宅した。
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