2人が本棚に入れています
本棚に追加
竜斗は、スクッと立ち上がり柳に小石を投げた。
小石は柳の耳をかすめた。
「リベンジするんでっ!!」
柳は振り向きもせず、立ち去っていった。
「ありがとう。龍一…」
竜斗は、龍一に肩を組んだ。
「しかし、あの人はやっぱり強いな…」
龍一は、竜斗の腕を払い木刀をカバンにしまった。
「てか、龍一はあの柳って人の知り合い?」
「いや。初対面」
竜斗の頭に?が浮かんだ。
龍一は、歩きだし柳零次のことを話しだした。
「柳零次。生徒会長であり、文武両道で成績トップ。しかも、武術の達人。言うなら、この高校の最強ってやつかな…使う武術は、我流らしいけど、柔・剣・拳法の合わせた無駄のない我流武術らしい」
竜斗は、ニコニコしている。それを見た龍一は頭を抱えた。
「竜斗…お前悪いこと考えてるだろ…」
「この俺!!竜斗様があいつを倒すっ!!」
「やっぱり…。俺はパスっ。大人しく学園生活をすごすよ」
そんなこんなで帰宅した。
最初のコメントを投稿しよう!