第2章~追う者・追われる者~

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地下に降りるとそこはまるで異様な光景が広がっていた。 壁一面にある大きいモニター、たくさんあるコンピュータの前でキーボードを打ち込んでいる人達 (一体…ここは…何なの…) 女性は物陰からモニターやたくさんの人、そして銀官房長官の様子を観察していた。 銀はその中の一人に話しかけた。 「データはまとまったか?」 「はい。だいたいわ。」 会話をしている間も指はせわしなくキーボードの上でダンスを踊っているかのように動いている。 「よし、まとめ終わったら私に提出してくれ。提出した後はもう帰っていいからな。」 「わかりました。」 銀はその後一つ一つモニターを確認した後、空いている席に座り自らもキーボードを打ちはじめた
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