第1章~脱出~

4/5
前へ
/13ページ
次へ
今日、俺はまた三人の命を奪った。 生きる為だ、しかたないことなんだと自分に言い聞かせるのが日課になっていた。 上の人達の見世物はこんな下劣な物なのだろうかと、俺はたまに上の人達の感性を疑うことがある。それが、今俺が考えている‘脱出計画’を思い付かせるきっかけにもなった。 またあの真っ暗な部屋に戻るのは嫌だったが、それは今日限りの辛抱だ。 俺は数人の同士達にさりげなく近づいて、今日行うもう一つの大イベントの計画を話し合っていた。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加