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………眠い。
とても不愉快な夢を見た。硝子越しの自分が、僕についてくどくどと語りかけてくる不愉快極まりない夢だ。性癖について語り始めた辺りで硝子を叩き割ったので、僕の異性に対する嗜好やら何たらは、喜ばしいことにお披露目されることはなかったけど。
んー、と背筋を伸ばしながら考える。あんな夢をみるということは、僕も結構疲れているのだろうか。ただ普通に考えて、自分と会話なんて更に疲れるだけだと思うのだけれど。僕の脳はそれも分からなくなるほど疲れているのか、それともただ、僕には「普通」の思考が出来ていないだけなのか。
どちらにしたって、結局僕が今疲れているという現実は変わらない。こんな状態で学校に行っても、学生の本分は果たせな、
学校?
時計を確認する。…さっき僕は疲れているのか、普通に考えることができないのか、について考えていたが、今わかった。
疲れていた。午後2時だった。
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