綺麗な汚れ

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やれやれ、と思いつつ歩きだす。どこかはわからないけど、まぁ何とかなるさ!と無駄に前向きに歩き始める。 僕の住んでいるこの地域は両足を田舎に突っ込んだような、まぁつまり田舎だ。僕の家から近くのコンビニまで歩いて20分かかる。ちなみに近くの精神病院までは5分だ。更に言えば普通の病院に至っては歩いて2、3分だ。この世界を創り変えたい。 だけど悪いことばかりじゃない。これだけ精神病院が近いとお見舞いに行くのが凄い楽だ。まぁ、別にどんなに遠くても毎日行くつもりなのだけれど。 こういった好条件(個人差あり)の中で僕はくらしている。ちなみに僕の通う高校までは自転車で30分だ。 そして歩いて5分の道のりの精神病院からの帰路についていたところエキストラに捕まったというわけだ。…ちょっと考えてみると相当ついていない気がする…。 まぁ、このくらいならば毎日美少女に会いに行けている分でチャラになるんじゃないのかな!?狼少年出現。 と歩いている内に見覚えのある道に出た。どうやら学校周辺まで逃げていたらしい。休日あまりこちら側まで足を伸ばさないので、わからないのは当然か。 歩いたらどのくらいかかるかなぁ、などと考えながら道をあるく。ふと時計を見たら夜の9時だった。
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