君と

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「まぁ小冬が行ったらいじめられんのは目に見えてるけどねぇ(笑)」 「わかってるんなら誘わないでよ」 そう、唯都は根っからのいたずら少年。 あいつのいたずらは軽くいたずらを越えていじめまで行きそうになる。 そのせいであたし、いまだに犬苦手なんだからね!? 「でも幼なじみとして顔出すべきでしょうよ」 「…わかったよ、行くよ行けばいいんでしょ」 半分やけくそになりながら返事をする。 「じゃあ終わったら校門で待ってるから」 そういって伊織はあたしにタオルを返し、バスケ部のみんなの中へと戻って行った。
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