初めて

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「今日から新しく入ったマネージャーの川合小冬ですよろしくお願いします」 ださいジャージに身を包みあたしはバスケ部のみんなにあいさつをした。 …あれから結局 マネージャーになることに なっちゃって。 まぁ伊織の勢いに負けただけなんだけど。 「川合…さん?」 後ろから高い声で話しかけられたのであたしはみんなの飲み物を入れていた手を止めて、後ろを振り向いた。 「はい?」 後ろを振り向くとそこには可愛らしい女の先輩が立っていた。 「えっと、はじめまして」 「あ、はじめまして」 「あたし、バスケ部のマネージャーの安川里歩って言うのよろしくね」 「あ、はいよろしくお願いします」 「適当に呼んでね~」 「はい」 「なんて呼んだらいいかな?」 里歩先輩はあたしの顔を見ながら言った。
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