統合失調症の君に捧げる

出会い

迷ったあげく、ドライブスルーでハンバーガーを買って、近くの大型ショッピングセンターの駐車場に車を止めて食べる事にした。

そして、食べ始めて数分がたった頃だった。
彼女が目を閉じて、動かなくなった。
僕は少し焦って、｢おい。大丈夫か？｣と彼女の肩を揺すった。
すると、彼女は目を開けて、またゆっくり食べ始めた。
それから数分後、同じように彼女は目を閉じて、また動かなくなった。
僕は心配になり、病院へ行こうかとも思ったが、彼女はまた目を開けて食べ始めた。
どうやら眠くて目をとじてるみたいなので、｢眠いの？｣と聞くと、彼女はゆっくりうなずいた。