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涼介の頬に手を伸ばす
涼介の涙が温かくて
ちょっぴり心地がいい。
裕「泣かないで、
僕わかってるから‥」
涼「ごめん、裕翔ごめんなっ‥」
裕「‥一人にしな、いで」
涼「俺もそっち行くからな‥?」
裕「生まれ変わったら、僕たち
また、愛し合えるかな‥?」
涼「‥うん、きっと」
裕「誰にも邪魔されないで
ずっといっしょに‥」
涼「‥うん、絶対に」
涙で前がかすれて見えない。
涼介の涙か僕の涙か
どちらのかわからない涙が
ポロポロと頬を濡らす
裕「涼介、おやすみ」
涼「おやすみ、裕翔」
涼介がキスをしてくれたから
僕は安心して目を閉じる。
目が覚めたら、
また愛し合えることを信じて─‥
end .
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