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泰雅「あー、ごめんごめん。ちょっと変な電話来ててさ」
まだ眠気が残る俺は、Tシャツのしたの脇腹をポリポリと掻きながら軽い状況説明を始めた。
残り4人に隣の家に行く事と、その隣の家の人の素性。本当は、隣人の事を話すなんて恥ずかしいから不本意なんだが、今回に関しては致し方がない。
無視をすると反応するまで通話をかけまくるという前例がある限り、どうにか従うしかない。
この隣人とは、いっつもミョーチクリンなメカを発明している自称天才博士。そんなアニメに出てきそうなバカがどこにいるんだと突っ込みたいが、実際隣にいるんだから仕方ない。俺は、一度も天才だと思ったことはないが。
しかし、俺の説明の後の4人の表情は正に興味津々。面倒臭そうといった雰囲気はどこにもなかった。
連太郎「面白ぇ!お前の隣にそんなのいるの?見てみたいじゃん!」
浩介「絶対ロボットいるって!怪獣とかやっつけそうなロボットとかさ!」
芹花「いや、怪獣って、SFの見過ぎでしょ」
達哉「とにかく、興味あるから行ってみたいなぁ」
あのおっさんの恐ろしさを知らない男達は、そんな価値が無いとも知らずに発明品に目を輝かせている。という事事でオレ達は、そのヘンテコ親父の元へ向かう事となった。
止めれば良かったんだ。そんな前例があってても、止めればこのまま平凡な夏休みを送れたんだ、なんて事は、この時は全く思ってもいなかった。
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