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((・・・・・・頭痛と人の心が読めるのは何か関係しているのか?))
ここまで偶然が重なると、もうそう思えざるしかない状況になっていた
((最初に心の声が聞こえた時だけだな・・・・頭痛がなかったのは・・・))
コンコン
真由
「お兄ちゃんちょっといい?」
「ん?どうした?」
真由が部屋に入って来て、何か言いたそうに俺の前に座った
真由
「あのさ・・・・例えばの話ね?」
「何?」
真由
「例えばね?」
「早く言えや!」
真由はなぜか黙り込んだ・・
真由
((好きな人に彼女がいたら・・・違う違う!好きな人が自分と二股掛けてたら・・・じゃなくって好きな人がもしかしたら私に興味あるかもしれなくて、ただその人には彼女がいるっていう噂もあって・・・・))
((うわっ・・・すげーややこしい事聞こうとしてる・・・めんどくせ))
真由
「・・・・・あのね・・・」
少し試してみた
「好きな人でも出来たのか?そんでもってそいつがお前の事好きっぽいんだろ?ただそいつには彼女がいるんじゃないかって心配しているとか?」
真由
「え!!?
・・・・そう・・・・何でわかったの?」
「そんな顔してた♪」
どんな顔だよ(笑)
真由
「すごいね、お兄ちゃん・・」
「まぁ、まずそいつに彼女がいるのかハッキリさせないとダメなんじゃね?実際それがわかんなきゃどうしようもないわけだし」
真由
「どうやって?」
「聞けばいいじゃん!彼女いるの?って」
真由
「いるって言われたら?」
「潔く諦めたら?」
真由
「ヤダ」
「じゃあ奪っちまえばいい」
真由
「どうやって?」
「おまえの事を好きにさせるんだよ!なるべく二人で会ったりとかしてさ!」
真由
「そっか・・・」
「それでもし二人で会ってくれないようなら脈なし!諦めた方がいいわ」
真由
「それは大丈夫!二人では会ってくれるから・・・」
「じゃあ頑張れよ!まずは彼女聞いてみる事だな!」
真由
「うん!わかった!聞いてみる!」
そういって真由は自分の部屋に帰って行った。
((初恋か?))
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