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「お兄ちゃん!!」
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「お兄ちゃん起きて!!」
「ん・・・・」
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「起きてってば!!」
「ん?あぁ・・・おはよう真由」
真由
「おはようじゃないよ!今日は朝から出かけるから早く起きてって言ったのに」
「・・・・今何時?」
真由
「もう9時だよ?お母さんも用意終ってるよ?」
「わかったよ。今行くから下で待ってろ!」
真由
「もー早くしてね!」
そういうと妹の真由は階段を下り1階行った
うちは誕生日とかはあまりやらないけど、今日は20歳の誕生日ということで、朝から遠出をして外食するという計画だった。
父親は俺が高校の時事故で死に、今は母親が俺と17の真由の面倒を見てくれている。
って言っても、俺もバイトで家にお金をいれたり、手助けという形で協力はしているけどね・・・
用意を終え、1階に行くと待ちくたびれたと言わんばかりの妹と、母親がいた。
母
「早く車に乗って!」
「はいはい・・・」
母
「そんなに寝てばっかりいると馬鹿になるわよ?」
「っていっても9時じゃん!そんなに遅くないよ。しかもこういうのって普通夕食じゃないの?」
母
「母さん夜は予定があるからね」
「そうですか・・・」
2時間くらいの車は走り、少し豪華なレストランへと到着した
真由
「わぁ~素敵なとこだね!」
母
「でしょ♪ここはね、父さんにプロポーズされた場所なの!もう一度来たかったのよね♪」
真由
「へぇ~私もこんなとこでプロポーズされたいな♪」
「おめぇはまだはえーだろうが・・・」
真由
「うるさいなぁ・・将来の話だよ!」
中に入ると本当にオシャレな場所で、あの親父が好きそうな場所だった
母&真由
「誕生日おめでとう!!」
母
「やっと大人の仲間入りね!ここまで育てるのに苦労したわ♪」
「感謝してるよ」
真由
「これで堂々とタバコが吸えるわね♪」
「おい・・・」
母
「あら!あなたタバコ吸ってたの??」
「・・・・たまにね・・・」
知ってたのをあえて聞いてるようだった
そして食事を終え、自宅へと向かい出した。
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