~別声~

2/9
前へ
/20ページ
次へ
?? 「お兄ちゃん!!」 ?? 「お兄ちゃん起きて!!」 「ん・・・・」 ?? 「起きてってば!!」 「ん?あぁ・・・おはよう真由」 真由 「おはようじゃないよ!今日は朝から出かけるから早く起きてって言ったのに」 「・・・・今何時?」 真由 「もう9時だよ?お母さんも用意終ってるよ?」 「わかったよ。今行くから下で待ってろ!」 真由 「もー早くしてね!」 そういうと妹の真由は階段を下り1階行った うちは誕生日とかはあまりやらないけど、今日は20歳の誕生日ということで、朝から遠出をして外食するという計画だった。 父親は俺が高校の時事故で死に、今は母親が俺と17の真由の面倒を見てくれている。 って言っても、俺もバイトで家にお金をいれたり、手助けという形で協力はしているけどね・・・ 用意を終え、1階に行くと待ちくたびれたと言わんばかりの妹と、母親がいた。 母 「早く車に乗って!」 「はいはい・・・」 母 「そんなに寝てばっかりいると馬鹿になるわよ?」 「っていっても9時じゃん!そんなに遅くないよ。しかもこういうのって普通夕食じゃないの?」 母 「母さん夜は予定があるからね」 「そうですか・・・」 2時間くらいの車は走り、少し豪華なレストランへと到着した 真由 「わぁ~素敵なとこだね!」 母 「でしょ♪ここはね、父さんにプロポーズされた場所なの!もう一度来たかったのよね♪」 真由 「へぇ~私もこんなとこでプロポーズされたいな♪」 「おめぇはまだはえーだろうが・・・」 真由 「うるさいなぁ・・将来の話だよ!」 中に入ると本当にオシャレな場所で、あの親父が好きそうな場所だった 母&真由 「誕生日おめでとう!!」 母 「やっと大人の仲間入りね!ここまで育てるのに苦労したわ♪」 「感謝してるよ」 真由 「これで堂々とタバコが吸えるわね♪」 「おい・・・」 母 「あら!あなたタバコ吸ってたの??」 「・・・・たまにね・・・」 知ってたのをあえて聞いてるようだった そして食事を終え、自宅へと向かい出した。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

46人が本棚に入れています
本棚に追加