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「じゃあまたな!」
秋菜の家を出て、康太と別れて俺は歩いて自宅に向かった・・・・
((・・・・悪い冗談だよな・・・・・なんだ・・・・さっきのは・・・・・気のせい?
・・・・・・・気のせいじゃない・・・・・))
((あれは・・・・みんなの心の声?・・・・なのか?))
((この頭痛と関係あるのか・・・・・?))
((・・・・・・はは・・・・みんな仲のいい友達だと思っていたのに・・・・・裏じゃあんな事思ってんだ・・・・
俺もそうなのかな・・・・
・・・・・・はは・・・・・))
((どうしちまったんだ・・・・・俺は・・・・・・・))
わけがわからなくなりながら
ただ自宅へ向かって歩いていた
悪い夢でも見たんだと・・・
そう思いながら・・・・
きっと明日には普通に戻っているって・・・・
人の裏の声が聞こえる
それは聞きたくもない事ばかりで
恐怖すら覚えた・・・・
昔は好きな子や親の考えてる事、思っている事を知りたいなんて考えたこともあったが、
今になって、それがあまりにも残酷な事なのかというのがわかった気がする・・・
普段は仲のいい表面の顔、心は自分の可愛さあまりに人を蹴落とす思想・・・
もちろんすべての人間がそうじゃないとは思う・・・・・・だけど・・・
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