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「なんでも…なくないね?僕がアスランを忘れたってどうゆう事?」
キラはラクスの側に歩み寄り顔を覗き混む
「………」
しかしラクスは顔を逸してしまい、キラは溜め息をつくとアスランを見る
「ね、アスラン。教えてくれるかな?」
首を傾げて聞いてくるキラにアスランは頷いた
「俺が人間だった時、キラと契約してたんだって…キラは人間の時の俺が好きで、でも俺はココに来てからの記憶しかなくて…キラ悲しんでた…そして言った…」
―アスランを返して!―
「最初はすっごく優しかった…でも段々、距離を置く様になって…そう言った。俺がキラからアスランを奪ったと思ったから…だから…思い出したい。キラのアスランを返してあげたいんだ…」
そう言いながら泣き出すアスランをキラは優しく抱き締め頭を撫でた
「そうだったんだね…僕がいつの間にか寝ていたのはその為なんだね?」
頷くアスランにキラは微笑む
「大丈夫…アスラン、君は悪くない。苦しめちゃったね…ごめんねアスラン」
慰めながらキラはアスランの頬にキスをする
アスランは抱き付き再びなぎ出した
「絶対に思い出すよ。君との記憶を…」
「うん…っうん…!」
何度も頷くアスランの背中を優しく撫でながらキラはラクスに振り向いた。
「後で詳しく教えてくれるかな?ラクス…どうしてもこれだけは知っておきたいんだ」
真剣なまなざしで言うキラにラクスは小さく頷いた
「有り難う…アスランを落ち着かせてから…聞かせて?」
「はい…」
その場に座りアスランをあやす、キラの隣にラクスも座りアスランの頭を撫でた
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