1.博麗神社

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「まぁ、聞かれなかったから…」 言いながら霊夢へと視線を移す。 何やら賽銭箱の前で騒いでいるようだ。 ……大量の一円玉を入れたからだろう。 「穢れを清める事が出来るからな、朝に雛が言ってた事も何となく分かる気がする。」 「凄いんだねぇ。」 「断言は出来ないけどな。ちょっと霊夢の所に行ってくる。」 『行ってらっしゃい。』 色々聞かなきゃならない事があるの半分位忘れてたよ……。 近づいて行くと霊夢の表情を見ると泣き怒り笑いだった……なんだこれ? 「霊夢?どうした?」 「賽銭が入ってるのはいいけど全部一円玉……。」 やっぱりそうか。 だからといって大量の一円玉を入れるのは止めるつもりはない。
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