恋をすること

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─夏 あたしが1番嫌いな季節だ。 その季節が今、やって来た。 「まっつーーん!!」 こう大きな声であたしの名前をよぶのは 「何?千歌」 奥野千歌 あたしの親友だ。 「社会のプリントみして!あいつすぐガミガミ言うからウザいんだよね」 「お口が悪いよ。千歌」 「本当の事を言っただけ! それよりダッシュ!一限目社会じゃん!後5分しかない!早く写さして」 「はいはい。間違ってても知らないからね?」 「いいよっ!千穂頭いいじゃん。」 「良くないよ?…はい」 「ありがとっっ!めっちゃ助かる!!」 ~♪キーン コーン カーン コーン~♪ 「まじで!?早くしないと!!あいつ来ちゃう!」 「その前にHRがあるでしょーが!」 「あ、そうだった」 「早く席戻りなよ」 「あ、うん!これ借りてくね~」
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