第二章

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「やっとついた…」 質素な神社だな… クイッ 菫が袖を引っ張ってきた 「ん?どうしたの?」 菫が賽銭箱…ではなく、『サーセン箱』と書かれた箱を指差す 「お賽銭を入れろってことかな?」 僕はたまたまポケットに入っていた五百円玉を賽銭箱に投げ入れてみた チャリーン (世界平和…) 特に叶えたいこともなかったので適当なことを願ってみた 「♪~」 …気がつくと腋がむき出しになっている巫女服(?)を着た少女が恐ろしく上機嫌で踊っていた 「あの…」 「貴方がお賽銭入れてくれたのね!?」 「え?あ、はい」 「お礼になんでもしてあげるわ!」 「いや、その…」 少年説明中...
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