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その夜
「あら、まだ寝てなかったの?」
縁側に座って月を見ていると霊夢がやってきた
「霊夢…僕はこんなに楽しい日がやってくるなんて思ってなくて…もしこれが夢だったらと思うと怖くて寝れないんだ…」
「…この世界は夢でもないし、その子は幻じゃないわよ」
ポケットからひょこっと菫が顔を出す
「そうですね……ありがとう、霊夢。もう寝るよ」
「それじゃあまた明日」
霊夢がおやすみの代わりにまた明日と言ったのは、霊夢の優しさだと思った
…今夜は満月だった
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