第二章

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その夜 「あら、まだ寝てなかったの?」 縁側に座って月を見ていると霊夢がやってきた 「霊夢…僕はこんなに楽しい日がやってくるなんて思ってなくて…もしこれが夢だったらと思うと怖くて寝れないんだ…」 「…この世界は夢でもないし、その子は幻じゃないわよ」 ポケットからひょこっと菫が顔を出す 「そうですね……ありがとう、霊夢。もう寝るよ」 「それじゃあまた明日」 霊夢がおやすみの代わりにまた明日と言ったのは、霊夢の優しさだと思った …今夜は満月だった
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