第三章

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「ごめんごめん。遅くなったね」 しばらくすると霖之助さんが戻ってきた 「大丈夫ですよ。それより、なにかありました?」 「ああ、これなんかどうだい?」 手渡されたのは一本のナイフ 「それは投げれば撃ち落とされるまであいてを追尾することができるんだ。しかも、霊力を込めれば込めるほど切れ味が増すし、逆に霊力をあまり込めなければ切れ味がおちるんだ」 「すごいですね…おいくらですか?」 「ここで会ったのも何かの縁、タダでいいよ。その代わり、それの代金は払ってくれよ?」 「あ…」 菫は目を光らせながら短刀を持っていた
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