第三章

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「ううん…」 「大丈夫ですか?」 倒れている門番さんの顔を覗いてみた 「負けちゃいましたね…」 「改めて聞きます。ここを通してくれますか?」 「どうぞ」 「あ、名前はなんて言うんですか?」 「紅美鈴よ。貴方は?」 「僕は時鳴京介です。…それでは、お邪魔します」 僕が門をくぐろうとすると、菫が慌てて追いかけてきた 「喋れないと空気だな(作)」 「貴方がそういうことにしたんでしょうに」 「ちょ、やめ」 / ピチューン \ 画面外で男の人が女の人にナイフで刺されてるけどスルーしよう (あ…女の人がこっちに気づいた…) その人はメイド服を着て美しい銀の髪を持つ女性だった 「私は十六夜咲夜。貴方が京介ね?」 「僕の名前を知ってることに対してはあえて突っ込みませんが、貴女とも戦うことになるんですか?」 「いいえ。私の能力を持ってしても貴方を倒すことは出来ないわ。それに、貴方は女性を傷つけないない主義でしょ?」 「バレてましたか…確かに、僕は滅多なことが無い限りは女性や子供には手をあげません」 最初は、みんな死んじゃえって思ってたけど…今は違う みんなが悪いんじゃない、僕が悪いだけだから 「そう…ところで、貴方はお嬢様に会いに来たのよね?今から案内するわ」 「ありがとうございます」 …ここに来てから感謝しかしていない気がした
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