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「ううん…」
「大丈夫ですか?」
倒れている門番さんの顔を覗いてみた
「負けちゃいましたね…」
「改めて聞きます。ここを通してくれますか?」
「どうぞ」
「あ、名前はなんて言うんですか?」
「紅美鈴よ。貴方は?」
「僕は時鳴京介です。…それでは、お邪魔します」
僕が門をくぐろうとすると、菫が慌てて追いかけてきた
「喋れないと空気だな(作)」
「貴方がそういうことにしたんでしょうに」
「ちょ、やめ」
/
ピチューン
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画面外で男の人が女の人にナイフで刺されてるけどスルーしよう
(あ…女の人がこっちに気づいた…)
その人はメイド服を着て美しい銀の髪を持つ女性だった
「私は十六夜咲夜。貴方が京介ね?」
「僕の名前を知ってることに対してはあえて突っ込みませんが、貴女とも戦うことになるんですか?」
「いいえ。私の能力を持ってしても貴方を倒すことは出来ないわ。それに、貴方は女性を傷つけないない主義でしょ?」
「バレてましたか…確かに、僕は滅多なことが無い限りは女性や子供には手をあげません」
最初は、みんな死んじゃえって思ってたけど…今は違う
みんなが悪いんじゃない、僕が悪いだけだから
「そう…ところで、貴方はお嬢様に会いに来たのよね?今から案内するわ」
「ありがとうございます」
…ここに来てから感謝しかしていない気がした
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