序章

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ピンポーン 玄関のチャイムが鳴った おかしいな、僕にようがある人なんていないはずなんだけど ガチャリ そこには、艶やかで妖しい容姿の女性がいた その女性は金髪でナイトキャップを被っており、日傘だと思われる傘を片手に持っていた 「あの、貴女は「あら、人の名前を尋ねる前に自分の名前を言うのが普通じゃない?」あ、はい…」 いや、べつに名前を尋ねようとしたんじゃないんだけど 「僕は『暗影 京介(クラカゲ キョウスケ)』です。しかし…僕と話せる貴女は?」 「私は八雲紫。隙間の妖怪よ」 隙間?妖怪? 聞いたことがない単語に頭が混乱する 思考が追いつかない 「暗影…だったかしら?そんな残念な性は捨てなさい」 残念て… しかし、 「どうしてそのようなことを?八雲紫さん」 「貴女はこれから幻想郷に行って新しい人生を送るの。そんな貴女にそんな残念な性、残念すぎるわ」 残念を連呼しないでほしい… 「すみません。意味がわかりません」 「そうね~、怨華なんてどうかしら?」 「スルーですか…。というか嫌です。厨二満載じゃないですか」 「ローテンプルーツ」 「どこの国の人!?」 「エロス」 「ただの変態じゃないですか。マジメし考える気ないんですか?」 「ええ」 「そこは認めないでくださいよ…」 「ふふっ、冗談よ。本当はちゃんとしたのがあるのよ」 さっきのやりとりはなんだったんだ…
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