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美樹夜「ちょ、ちょっと唯月さん
どこに行くんですか」
私はまだ唯月さんに腕を引っ張られて
廊下を歩いていた
唯月「ついた
ここ」
そう言って唯月さんは突然立ち止まった
そこは…
美樹夜「中庭ですか」
唯月「そう、え~と…いつもここにいるんだけど」
そう言ってキョロキョロし始めた
唯月「あ‼いたいた
美樹夜あの人だよ」
そういって指差した方向を見ると
真っ白な肌にちょっとパーマがかかった黒髪
いかにも美青年でモテそうな人がベンチに座っていた
誰かを待ってるみたい
美樹夜「あの人…ですか」
唯月「そうだよ
カッコいいでしょ」
美樹夜「良いと思います
唯月さんとお似合いだと思いますよ」
唯月「そ、そうかな
ありがとう美樹夜」
美樹夜「ところであの人誰か待ってるんですかね」
唯月「あぁ…たぶん八波君だと思うよ」
美樹夜「八波君?」
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