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ベルネはすぐに応急処置として治癒魔法をかけた後、隅枝先生に報告し、医務室へ連れていった。
名も知らない白髪の少年。いや、少年にしては幼過ぎる。
こんな子供に何があったら此処までボロボロになるのだろう?
様々な疑問を抱えながら、ベルネは医務室の扉を開けた。
「失礼する」
「サボりかい?」
「バークレイ先生、第一声がそれは可笑しい思うぞ」
「いやぁ、最近多いんですよこれがねぇ」
水色より薄い青の髪と目。
パジャマ姿で不敵に笑う姿は此処が医務室であることを忘れているのだろうか?
アーレン・バークレイ
高等部校舎の裏にある管理棟医務室に住み着く医師。
医療のスペシャリストでもある。
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