41人が本棚に入れています
本棚に追加
「ああ、そうそう。終礼の途中で高濃度の魔力を感じてな、その怪我はその時の物か?」
「ご想像どうりですよ。全く、君の生徒はとんでもない化け物を呼び出したものです」
バークレイは血まみれの白衣をごみ箱に投げる。
「どうだった?」
外れる。
「…なにがです?」
少し苛立ちながらも白衣を入れ直した。
「奴の力量の事に決まってるだろ。何のために連れていかせたと思っている」
「だから先程言った通りですよ」
「あれは、化け物です」
バークレイは、ただただ苦笑するだけだった。
最初のコメントを投稿しよう!