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ボイスレコーダーを出した時に弁護士が(なんなんだこいつ)的な視線を向けてきたが、俺は多少気にしながらも話を続けた。
俺「私は身分も明かしているし、後日協力もするから今は解放してくてと警察官に何度も訴えたが、警察官は私の要望を実質無視して、1時間半以上にも及び私を拘束したことに対する行為を訴えることはできますか?」
弁護士は少し考えた後にこう答えてきた。
弁「訴えることは可能ですが、実際はいろいろ難しいと思いますよ」
俺「具体的には?」
弁「まずは行政組織を訴えるということは一般的な訴訟を起こすより非常に難易度が高いです。」
俺「はい」
弁「弁護士に頼めば動くことは
動きますが、あまりやりたがらないと思います」(勝てる見込み無いし苦労の割に儲からないもん)
俺「ちなみに弁護士にお願いした場合の費用はいくらくらいかかりますか?」
弁「まず、着手金が10万かかります。そのほかに裁判費用がかかりますが、こちらは未知数です。」
俺「費用対効果を考えると、なにもしないほうがいいと?」
弁「そうねりますね。裁判を起こしたとしても、判決が出るまでに時間がかかりますし、労力以上に得られるものはすくないかと」
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