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「分かったわ、ちゃんと話してあげる」
その女の真剣な表情と言葉に、ルパンは銃から手を放した。
「いいルパンくん?まず私たちが今から行くところ・・・それは『ルパン帝国』よ」
「る、るぱんていこくぅ?・・・ククッ、アーハッハッハ!」
ルパンはお腹を押さえ、その場で笑い転げた。
「何がおかしいの?」と、女は表情を変えずにルパンに聞いた。
「イーヒヒ!何を言いだすかと思えば・・・『ルパン帝国』?そんな下らない話を僕が信じるとでも思うのか?」
「確かにそう考えるのが普通よね・・・でもね、これは紛れもない事実なのよ」
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