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その言葉に、男はヒステリックにまた吠える。
「ヒヒヒ!そ、そうかァ・・・なら言え!言え!!」
「わかった、言うよ・・・でも」
ドゥ!──
話の途中で、ルパンの懐辺りから銃声が響いた。
「聞けたら・・・だけどね」
ルパンがそう言い終えた途端、男はその場でバタッ──と倒れた。
男からは徐々に血が広がるも、雨のせいかそれが踊っているようにも見えた。
一方、まだ若干高校生ぐらいのルパンの右手には、オートマチック式の銃が握られていた。
すると──
「さすがね」
今度はルパンの背後から、若い女性の声が聞こえてきた。
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