†始まり†

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それは見事に命中した。 鈍い金属音と"ギャ"という鳴き声が響いたかと思うと、突然辺りが太陽の光で満たされる。 青年は急に光が入って来た事によって目が眩んだ。 するとその隙を狙って、鳴き声をあげた生き物が逃走を謀る。 しかし青年も、光溢れる光景の中で、その黒い影と気配をしっかりと捉えていた。 「逃がすかよ!!!」 そう言って青年は、逃げる黒い影に向かって右手を突き出し、狙いをつける。
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