†始まり†
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そうしているうちに、黒い影は森の奥へと消えて行った。 青年は自らの行動に恥ずかしさを感じずにはいられなかった。無意識とはいえ、何がしたかったんだろう。 あたかも手から何か飛び出すかの様な? 勿論、手の平には何か発射出来そうな穴はないし、腕を触っても何か仕込んでいるわけでもなさそうだ。 青年は、誰にも見られていなかった事を心から感謝した。
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