†出会い†

10/32
前へ
/613ページ
次へ
青年はゴミを撒き散らしながら、立ち上がるというよりは転がり起きた。 そして数歩先に落ちていた例の水筒を拾い、暗い道を歩きだす。 今日は月も出ていて、中々明るく涼しい夜だったが、青年の体からはゴミの臭いしかしない。 さっき隼人がご飯で呼ばれてたから、まだ日も跨いではいないだろう。 これからどこへ行こうか。 暖かい家を飛び出したは良いが、これからの事ばかりが不安に思った。
/613ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2108人が本棚に入れています
本棚に追加