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青年はゴミを撒き散らしながら、立ち上がるというよりは転がり起きた。
そして数歩先に落ちていた例の水筒を拾い、暗い道を歩きだす。
今日は月も出ていて、中々明るく涼しい夜だったが、青年の体からはゴミの臭いしかしない。
さっき隼人がご飯で呼ばれてたから、まだ日も跨いではいないだろう。
これからどこへ行こうか。
暖かい家を飛び出したは良いが、これからの事ばかりが不安に思った。
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