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『…キレー』
私は思わずしゃべってしまった。
『…誰かいるの…??』
バレてしまった。
もうこうなったら、
出て行くしかない。
『ぁの…つい歌声が綺麗で…』
『君は…??国の人??』
『国…??』
『あっ!!ううん、何にもない!』
私は答えられなかった。
私はどこからきて、
私は何者なのか………
私にも
わからなかったから。
『もう一度、歌ってもらえませんか??』
『僕でよければ…^^』
『お願いしますっ』
その人は静かに歌いはじめた。
『逢えない時には空を見上げてるよ~♪』
その人の声は…
透き通ってて……
容姿もすごく綺麗で…
私は、ただただ
見とれてしまっていた。
『すごい…』
また彼の周りだけ光りだした。
『んっ…??君…この光が見えるの…???』
『あっ…はい…』
彼は目を丸くした。
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