第1章 微分法

5/8
前へ
/8ページ
次へ
1・2 関数の連続 2つの実数a,b(a<b)について、a<x<bを満たす実数x全体の集合を開区間といい、(a,b)で表す。また、a≦x≦bを満たす実数x全体の集合を閉区間といい、[a,b]で表す。 このほか、a<x≦b、a≦x<b、x>a、x≦bなどを満たす実数x全体の集合を、それぞれ(a,b]、[a,b)、(a,∞)、(-∞,b]などで表す。また、実数全体の集合を(-∞,∞)で表す。これらを総称して区間といい、Iなどの記号で表す。区間内の実数xを点xということがある。 一般に、関数f(x)の定義域内の点aにおいて、 lim f(x) x→a が存在して lim f(x)=f(a) x→a が成り立つとき、f(x)は点aで(またはx=aで)連続であるという。 また、関数f(x)がある区間のすべての点で連続であるとき、f(x)はその区間で連続であるという。 【例】 (1)f(x)=x^2+2x-3のとき、aを任意の実数とすると  lim f(x)  x→a =lim (x^2+2x-3)  x→a =a^2+2a-3 =f(a) したがって、f(x)は区間(-∞,∞)で連続である。 (2)f(x)=1/(x-a)は、区間(-∞,a)および区間(a,∞)で連続である。 (3)f(x)=√xは区間[0,∞)で連続である。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加