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すると、猫は変化しました。
口から牙がはえ、背中には翼をひろげた。
ニャンパイアが誕生したのだ。
喉が渇いたのかヴァンパイアの喉に噛みつき血を吸った。
ヴァンパイアが言いました。
「これからは人間の血を吸わなければいけない」と。
猫は思った。
血を吸うのもそうだが、殺したいくらい人間が憎かった。
何故飼った猫を捨てたのかが信じられなかった。
捨てるなら飼うなよ。
そう叫びたいくらいだった。
人間がいるから動物や生き物が苦しむんだ。
動物達を殺しては肉にし、毛皮をはいでは金にする。
人間は何のためにいる。
何故神は人間を作ったのだ。
人間なんかいらない。
消えちゃえ。
出来ないのなら俺が殺ってやる。
俺が人間を殺すんだ。
動物達の痛み、苦しみを思い知らせてやる。
憎しみが満ちた猫。
名前はあったけど、今の名前が嫌だった。
ヴァンパイアが猫に新しい名前を与えました。
名前は、
クラウド。
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