まさむにゃ 【セフィロス編】

6/8
前へ
/11ページ
次へ
女の子は黙りました。 返り血と聞いて、誰かを殺したんじゃないかと思った。 「・・・どんな罪を犯したの?」 女の子は意外なことを言った。 「・・・」 クラウドは話さなかった。 「お家は?家族はいないの?」 「・・・」 クラウドに家族などいない。 だからニャンパイアになったのだから。 「ここにいていいよ。家族になろう」 「・・・」 「家族は嫌なの?」 「・・・」 クラウドはあまり話さないから心配になる。 ひとりぼっちなのは確か。 「落ち着くまでここにいていいから。何を犯したのかは聞かない。辛かったら、泣いてもいいんだよ」 女の子ね言葉が嬉しかった。 汚れているのに。 「お腹すいたね。晩ごはん、一緒に作ろう?」 「作る?」 「うん。お姉ちゃんのカレー、美味しいんだよ」 「カレー?」 「カレー初めて?だったらなおさら💓お姉ちゃん、作ろう」 「クスッ、マリンはお手伝いが好きだから助かるわ」 女の子の名前をマリンと呼んでいた。 「あっ、自己紹介まだだったね。私はマリン、お姉ちゃんはエアリス」 女性はエアリスと呼んだ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加