好きじゃないって

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こんにちは皆さん。 俺は素敵で無敵な情報屋さん、折原臨也。自称21歳な眉目秀麗、頭が良くてなーんでも出来ちゃう無神論者。 時にロシア語を話せたりシズちゃんに喧嘩を吹っかけたりと、一般人が早々出来る事のない事をしてみせる人間。ただの、人間。でも俺は人を愛してる!俺も人間だが、そう、化け物じゃない、“人”が好きなんだ! そう、シズちゃん意外はね…。 「臨也ァアァアア!!!!」 「シズちゃん。久しぶり~♪」 「な~~にが久しぶりだァ…ついさっきまで俺と鬼ごっこしていただろぅ?」 シズちゃんは2828という数字が似合いそうな笑顔を浮かべ、近づいてくる。つか、ここ新宿なんだけど。 「なーんで怒ってるのかなぁ?ここ、新宿だよ?怒りたいのは俺の方だよ、たくぅ。」 わざとらしく両手を開き、鼻で笑ってみせた。さすれば奴は 「テンメェェエエ!!いい気にのんなァアアアア!!」 ほらね、怒った。 そしてシズちゃんは標識を引っこ抜いてこう言うんだ。 『殺「来やがれ!」 グイッ 俺はシズちゃんに腕を引っ張られ、路地に連れて行かれた。 え? 、
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