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「はっ!!」
気が付くと優は自分の部屋のベッドの上にいた。
「お兄ちゃん、いつまで寝てるの!?」
「早く起きて!!」
妹の綾と久美が優の部屋のドアを開けた。
「へ?あれ?…俺…今までずっとここにいたか?」
「何言ってんの!?」
綾が呆れながら言った。
「きっと、変な夢でも見たんだよ」
微笑みながら久美がフォローに回った。
「どうでもいいけど、朝ご飯出来てるから早く降りてきて!!」
「待ってるからね」
トトト
二人は一階に降りた。
「…?…ライ、朝飯食べに降りるぞ」
だがライの返事は無かった。
「ライ?」
優が部屋中見渡しても、ライの姿は無かった。
「…ったく…アイツ先に降りたな」
優は私服に着替え、一階に降りた。
「待たせたな…」
だが優がリビングに降りると、血まみれになった綾と久美が倒れていた!!
「…は?」
優はふらふらになりながらも二人の近くにしゃがんだ。
「おい…起きろよ…何がどうなってんだよ…。綾?久美?」
優が喋りかけても二人からの返事は無い。
「うおぉぉぉぉ!!」
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