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「ところで優!腹減ってねぇか?」
「あ…そう言えば…」
時刻は夜7時を過ぎていた。
「よし、着いて来い!!」
玄に言われ着いていった先は卓袱台がある畳の部屋だった。
「ここに座ってちょっと待っとけ」
「う…うん」
優は卓袱台の近くに正座した。
玄は畳の部屋にある引き戸を開け、隣の部屋に行った。
玄が引き戸を開けた時いい匂いがした。
(親父っさん…いい人だな)
「腹一杯喰え!!」
ドンッ
優の目の前の卓袱台に置かれたのは、山盛りの料理だった。
「親父っさん…これ…」
「遠慮すんな!飯はみんなで喰った方が美味い!!」
玄は満面の笑みで言った。
「い、いただきます」
パク
優は焼き魚を一口食べた。
「美味い!!」
「だろ?もっと喰え喰え!」
優達は玄の料理を食べていた。
フッ
すると優が急に微笑みだした。
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