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「しかしラッキーだったな」
「何がだよ?」
唐突に優が言い出したのをライが質問で返した。
「風神が見つかった事だよ」
「その代わりに死にかけたけどな」
「あと、ここまで送ってもらった事だ」
「あれは速かったよな~」
『!!』
「優!ザイガスだ!!」
「今このタイミングで!?」
「ああ、早く行くぞ!」
「ちょっと待ってくれ!!今手が…じゃなくて、ある部分が離せねぇんだ」
優は涙を流した。
「ザイガスが憎い…!!こんな事もゆっくりさせてくれないのか…」
「いや、早く出せよー!!」
優は自宅のトイレでうずくまっていた。
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