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あーあ…何してんだろ私。
「…ぃ!おい!そこのちまっこいの!」
幻聴じゃな…い?
振り返るとそこには、背が高い男の人がいた。
はて?だりだ?これ?
「お前、きいてんのか?」
「は…はぁ。あの?」
真面目に誰だこいつ!
いきなり、男が話かけてきた。
「お前、腹痛てぇんじゃねぇのか?」
「は?お腹ですか?痛くないです…けど?」
「何だよ…。お前泣いてるからどっか痛いのかと思った」
何故か見知らぬ人に心配されてる?
「なんか…すいません。」
「まぁいい。で?お前こんなとこでちっちゃくなって何してんの?」
めっちゃ心配してくれてんじゃん。
あ、そだ。道きかなきゃ
「あの、1年2組ってどこですか?」
勇気出して聞いたぞ!
男はぷっと笑った。
「何?お前教室分からなくて泣いたの?」
ムッかー
絶対この人私のことバカにした!
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