異界の集落

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アウルは目を覚ました。 見慣れない茶肌色の薄い布がアウルの目に写っている。 起き上がるとそこは、人がニ、三人くらいしか入れない、テントのような建物の中だ。 テントの中にはアウルの他には誰もおらず、アウルはテントの外に出た。 外にはいくつかの同じようなテントがあり、遠くに見える滝の落ちる水辺の近くに、一人の人影が見えた。 アウルは辺りをキョロキョロしながら、その人影の方に近付いて行った。
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