異界の集落

7/21
前へ
/912ページ
次へ
「でもなんで俺なの?」 「それを明かすために今から行ってほしい所があるのじゃ」 アウルは、ちょっとウキウキした。 「どこ行けばいいの?」 老人は頷く。 「‘ゼロ,のところじゃ」 老人は重たげな腕を挙げ、自分の背後を振り返り指差した。 「あの滝の後ろに洞窟があってな、そこを抜けると崖の上に出る。下には広大な森が広がっている。その森の中程に湖があるからそこに行ってほしい」
/912ページ

最初のコメントを投稿しよう!

305人が本棚に入れています
本棚に追加