長期休暇

3/28
1974人が本棚に入れています
本棚に追加
/297ページ
お腹が空いた圭は、台所に向かった 圭「なんかないかなぁ~」 ガサガサ棚を見る圭 ???「何してるんだ?」 背後からいきなり声がして、圭は思わず立ち上がり棚の出っ張りに頭をぶつけた 圭「ノオォォ………痛い」 ぶつけた所をさすりながら、声の主を見ると………愛しの斎藤だった 圭「斎藤さん!!!!」 斎藤「みんな寝ているんだ、静かにしろ」 嬉しくてつい大きい声を出した圭は、口をつぐむ 圭「どうしたんですか?こんな遅くに」 斎藤「物音がしたから起きた」 圭「す、すみません!!!私、うるさかったですよね!」 斎藤「今もな」 圭「あっ!!馬鹿だ私…」 ヘコむ圭を見て、斎藤がクスっと笑う 斎藤「腹が減ったなら、源さんが作ったおにぎりがあるはずだ」 斎藤はそう言って棚の上にあった、おにぎりを取り圭に渡した 圭「ありがとうございます!明日、源さんにもお礼言わなきゃ」 斎藤「ふ……」 圭「な、何ですか?」 斎藤「いや…食べ物の事になると、いつもより目をキラキラさせるから」 圭「私、もっと目をキラキラさせるものがありますよ?」 ニコッと笑った圭に、斎藤は首を傾げた 圭「斎藤さんといる時です!」 斎藤「俺といるとき?」 .
/297ページ

最初のコメントを投稿しよう!