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お腹が空いた圭は、台所に向かった
圭「なんかないかなぁ~」
ガサガサ棚を見る圭
???「何してるんだ?」
背後からいきなり声がして、圭は思わず立ち上がり棚の出っ張りに頭をぶつけた
圭「ノオォォ………痛い」
ぶつけた所をさすりながら、声の主を見ると………愛しの斎藤だった
圭「斎藤さん!!!!」
斎藤「みんな寝ているんだ、静かにしろ」
嬉しくてつい大きい声を出した圭は、口をつぐむ
圭「どうしたんですか?こんな遅くに」
斎藤「物音がしたから起きた」
圭「す、すみません!!!私、うるさかったですよね!」
斎藤「今もな」
圭「あっ!!馬鹿だ私…」
ヘコむ圭を見て、斎藤がクスっと笑う
斎藤「腹が減ったなら、源さんが作ったおにぎりがあるはずだ」
斎藤はそう言って棚の上にあった、おにぎりを取り圭に渡した
圭「ありがとうございます!明日、源さんにもお礼言わなきゃ」
斎藤「ふ……」
圭「な、何ですか?」
斎藤「いや…食べ物の事になると、いつもより目をキラキラさせるから」
圭「私、もっと目をキラキラさせるものがありますよ?」
ニコッと笑った圭に、斎藤は首を傾げた
圭「斎藤さんといる時です!」
斎藤「俺といるとき?」
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