長期休暇

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しばらく待つ高杉と店主 すると、スッと襖が開いて圭が出て来た 店主「ほおぉ…すごいベッピンさんじゃないか~」 高杉「……」 高杉はボーっと圭を見つめていた 長い髪をサイドに流すように結い かんざしで刺し ほんのりした化粧でデカい目がさらにパッチリになって 圭の白い肌は着物の青を映えさせていた 圭「高杉さん?…だから責任は取んないって言ったのに…」 高杉はハッと我に返る 高杉「綺麗だな…」 高杉の真剣な顔に思わず圭もドキッとする 圭「ありがとうございます…」 なんかポカポカな雰囲気の2人の間に騒がしい声が響いた 「いたぁー!!!高杉さん!今日は集会あるから外出はしないようにって言ったじゃないですかー!!!」 お店に入って来た男性はそう言って高杉に近づく 高杉「チッ…バレたか」 「バレたか…じゃないっすよ!みんな待ってます!!1人だけこんな可愛い子とデートなんて卑怯ですよ!今日は観念して下さい!そしてその子を俺に紹介して下さい!」 高杉はハァーっとため息をつく 高杉「分かった、今日は出てやる…しかしこいつは俺の特別だから紹介はできねー馬鹿ヤローが」 高杉は圭の方を見る 高杉「悪い仕事サボって来ちまったから…また会おうな圭」 高杉は十八番のイケメンスマイルを向けて店を出た ……………………… 圭「目立つ…」 着替えるのも面倒だったので圭はそのままの格好でいるが…目立つ 「わあああぁ!!!君!すげい可愛いやん!ちょっと来てくれへん!質問は後や!!」 いきなり男が飛び出して来たと思ったら、分けも分かんないうちにどっかへ連れて行かれる圭 最近、強引は多い圭でしたー .
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