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「なぁなぁ、聞いたか?歓迎会の話し。」
そう話しを切り出したのはしょーたである。
「俺ちょーたのしみなんだけど。」
なぁ、と二人に話しかける。
「めんどくせぇだけだし。」
健太はポリポリ頭をかいて、めんどくせぇとまた呟いた。
その姿をみてしょーたは思う。
ケンケンはいつもそうだったと、強いくせに戦おうとしない。俺がピンチの時しか、動かない。
「ふんだ!ケンケンはいつもそうじゃん!幹は!?幹も楽しみだろ?」
「うむ、歓迎会、楽しみだ。」
その言葉を聞きしょーたは喜んだ。
「だろー!!まじ興奮してきたぁー!!今すぐ暴れだしたいぜぇ!!」
いきなり机の上にたち叫びだしたしょーた。クラスの皆も興奮を隠せず、叫んだり、ウォーミングアップだぁー!!と殴り合う姿もみられる。
「わくわく わくわく」
幹もわくわくしていた。
「幹ちょー乗り気じゃん!そんな外見してるから、本当は、楽しみじゃないかと思ったよ!!」
「うむ、お兄ちゃんが歓迎会は楽しいといっていた。」
予想外の言葉に健太までも僅かに目を開き幹をみた。
「幹、この学校に兄ちゃんがいんの!?初めて聞いた。じゃあ、今度紹介してな!俺達挨拶にいくから!」
「俺もかよ…」
歓迎会まで、あと2日
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