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はぁ………
校長は、ため息が止まらなかった。
何故私が馬鹿にされなければいけないんだ。あのクソガキ共め!!
校長は、今日の入学式を思い出し怒りに震えていた。
かつては、偏差値60で有名な進学校の教頭をしていたのだ。しかし、校長になれると言われ向かった高校は粗暴も悪くクソガキしかいない馬鹿校ではないか。
校長は、この学校にきて溜息が止まらなかった。
頭にはまだ毛はあるが、このままでは禿げてしまう。
うますぎる話しだと思ったんだ。まだ45である私が校長になれるなんて……
「はぁ……」
再び溜息を零した。
ガリガリガリ
はぁ~
ガリガリガリ
はぁ~
ずずぅ-
「……っ!?
お前はだれだ!何故校長しつにいる!」
目の前には、校長室に置かれているお菓子を頬張りお茶をのんでいる美少年がいた。
「お前は校長か?」
いきなり校長をお前呼ばわり!?
「君は、生徒かい?」
その言葉を聞いた少年は答えた
「あぁ、俺は今日入学するはずだったんだが、何故かお菓子を食べているんだ。」
…………………。
「えぇと、もう入学式は終わったんだよ?」
そう語り掛けると何故か急に少年が椅子から立ち上がり校長に近ずいてきた。そして顔がだんだんと近づいてくる。
美しいかおが近づいてくる……
胸がおかしい……
美しい少年の顔がだんだん校長に近づいてくるたび校長の体温は上昇していった。
だんだんと近ずいて来る顔がはっきりと見える。なんと白く、シミのない美しい肌なんだ、まつげは長く、唇はまるで桜の用ではないか。
少年の手が校長の顔にそえられる。
このわたしが、16の少年に……だめだ!!私は教師で、お前は生徒!!決して結ばれることはないんだ!!歳のさ27歳だなんて!私達がよくても、世間は許さないだろう……。
校長の頭は妄想の世界におちていった。
「えいっ」
少年は、校長の頬についているイボが何か分からず一生懸命とろうとするが、一刻に取れない。
「むっ、なかなか手ごわい、えいっ!」
校長は我が身に何が起きているのか分からず。妄想の世界に浸っていた。
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