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「で。二人は何を受けようとしてたの?」
ソラリスは、二人に聞こえないようにニアリスに小声で尋ねた。
「あの"依頼"ですよ」
ニアリスが答えると、ソラリスの表情が険しくなった。
「もしかして、『翡翠の森』?」
「はい。しかも《セレスティア七不思議》のひとつです」
「なるほどね…。となると、人探しのだね?」
「はい」
ソラリスは二人に視線を向ける。
二人は、これから許可が下りるであろう『翡翠の森』の捜索任務の話をしていた。
「今回の承諾書は私が作るよ」
「ソラリス姉さん!」
「大丈夫。フェイトちゃんとレン君は死んだりしないわ」
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