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死灰「…学校とは、何のために存在するのでしょうね」
氷華「?…社会に出ていく為の準備の為とかじゃないかな」
死灰「社会を生きていく上で因数分解だの詩の暗唱だのが必要なのでしょうか」
氷華「……そうだね。あんまり役に立つ知識じゃない」
死灰「大体詰め込めばいいという訳ではないでしょう。皆が皆学者になるわけでもないんですから。もっと社会にでて使える経済学だのなんだの、教える価値の在るものは多量にあるでしょうに。学力がどうたら言いますが、具体的にどこまで学力があれば満足なのか誰も基準を示さないわけですし」
氷華「…ねえ」
死灰「はい?」
氷華「解けないからってそこまで長々とした話に持ち込…」
死灰「取り敢えず黙りなさい」
―氷華とその宿題を覗き見た死灰の会話―
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