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痛い…傘に痛みなんて感じはしないけど、何故かそう感じた。
ここは何処だろうか…
ここは…私は先程まで居た場所よりももっと酷い場所だった。あらゆる物が捨てられていた。それも明らかにまだ使えるような物ばかりが。
きっとこの物達は家に置場が無くなったとか、そういった人間達の理不尽な理由によって捨てられたんだろう。
何だか…この物達を見ていると悲しい。使われなくなって、邪魔だからって捨てられて…
ここでは毎日というよりも、一時間毎に物を捨てに来る人間達がいる気がする。これなら前のゴミ捨て場の方がまだ良かったのかもしれない…
ご主人は…使える物を捨てたりする人じゃないよね？私は、絶対にそうだと信じている。そしていつの日か、私を見つけ出してくれると信じているよ。
早くご主人に会いたい…それでもってまたいつものように私を使ってほしい…会いたい…会いたいよご主人…
恐らく、ここにある物達はそう思っているんじゃないかな。それにしても、捨てた人間達が許せない。でも、私にはどうしようも出来ない…
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