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“マコトっ"
マユは凍えた身体を誠の腕に絡めると同時に頬っぺたにキスをした。
誠
『ちょっとやめろよ…
こんな人通りの多い場所で…』
高島屋の時計台の前は、誰かを待ち侘びる人でごった返していた。
マユ
『誠?この愛って本物?』
誠
『何言ってんだよ…
当たり前だろ…
寒いから早くいこっ…』
マユ
『…うん。』
僕たちはピッタリと寄り添い、地下鉄東山線に乗り込み伏見で降りた。
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