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マユ
『綺麗だね~このホテル…』
誠
『あぁ…
十九の頃から来てるんだ。』
マユ
『えぇ~嘘でしょ…』
誠
『本当だよ…
何なら写真を見せるよ』
マユ
『やだ…
他の女の子と来たんでしょ!』
マユは口を尖らせ拗ねた…。
その仕草さが何とも愛しくて思わずエレベーターの前で強く抱きしめた。
エレベーターが到着し扉が開く―。
マユ
『早く乗ろう…』
誠
『…あぁ』
エレベーターの扉が閉まり、ゆっくりと上昇する―。
マユ
『誠………Kissして』
誠
『ちょっと待てよ…』
マユ
『良いから…
言葉なんていらない…』
誠
『ちょ………ちょ……』
“CHu"
マユ
『…もっと』
誠
『…もう良いで…しょ…』
“CHu"
長く刹那いディープキス。僕たちは甘いチョコレートのようなキスに酔いしれる。
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